ツイッターを使って、しかも実名で違法ドラッグをオーダーするのはやめましょう。
「誰かうちの仕事場までマリファナを配達してくんねーか?」と地元のドラッグ・ディーラーたちに向けてツイートした何ともお馬鹿なカナダ人男性が、翌日に職場を解雇され、海外のネット上で笑いの的となっている。
見事な自爆劇を演じたのは、カナダ・トロント郊外のオートショップ「Mr. Lube」に勤めていたSunith Baheerathanさん(21)。13日、勤務中にもかかわらず、自ら仕事場の住所を晒しながら、以下の内容の“つぶやき”を投稿した:
「マリファナを2グラムほど売ってくれるヴォーン在住のディーラーさん。Keele/Langstaff地区のMr. Lubeまで来てくれよ。なんとか閉店まで乗り切るために、ジョイントが1,2本必要なんだよ」
– @Sunith Baheerathan
間もなくBaheerathanさんのもとに1通の返信が届くのだが、それは期待していたディーラーからではなかった。何と「ヨーク区警察」のアカウントから返信が届いたのだ:
「すばらしい!私たちも行ってよろしいかな?」
– @York Regional Police
▼警察の見事な返し:via imgur
この警察のユーモラスな返信は、多くのユーザーに“リツイート”され、「マリファナちょうだい」のつぶやきは、またたく間にツイッター上で話題となった。
突然の注目度に驚いたBaheerathanさんは、すぐにツイッターで弁解。最初のツイートはただのジョークだったとした上で、「ツイートをいちいち真剣に取るのは止めてくれよ」というメッセージを発信した。
だが、時すでに遅し。警察は「Mr. Lube」に事情を報告し、Baheerathanさんはすぐさま解雇処分となった。
翌日、なぜこのような事態になったのか納得のいかないBaheerathanさんは、社会への不満ツイートを連投している:
- 「社会への希望を完全に失ったぜ。殺人鬼やレイピスト、行方不明者たちがいるってのに、やつらが気にかけるのは、マリファナを買おうとしただけの男ときた」
– @Sunith Baheerathan - 「今のご時世、何をツイートするのか気をつけないとな。言論の自由さえも脅かされている」
– @Sunith Baheerathan
騒動後、「aspiring mechanic(向上心に燃えるメカニック)」と記載されていたBaheerathanさんのアカウント自己紹介欄は、「my tweets are NOT serious by any means(私のツイートはけっして真剣なものではありません)」に書きかえられていた。現在、同アカウントは削除されている。
ツイッターでの発言にはくれぐれも注意しよう。
Thumbnail by M.L. Ullate via Flickr
参考記事:「www.cbc.ca」
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