グローバルなSNSユーザーは「ぶっちゃけ」という言葉の使用を控えよう

ぶっちゃけ Google翻訳

FacebookやTwitterなどを通して、いろいろな国の人と交流している人が結構いると思う。日本語と英語をランダムに使い分けて投稿している人も多いだろう。そんな人は、「ぶっちゃけ」という日本語の使用に注意して欲しい。

「ぶっちゃけ」とは、「ここだけの話」といったニュアンスの俗語。友だちとのやりとりや、ネット上の会話などで頻繁に使用されている。

今回ここで、日本語の適切な使い方云々を指摘したいわけではない。実は「ぶっちゃけ」という言葉は、Google翻訳にかけると、とんでもない単語に翻訳されてしまうのだ。

ぶっちゃけ Google翻訳1


ぶっちゃけ Google翻訳2

Only by Bukkake」って…。「ぶっちゃけ」をスペイン語に翻訳しても、「Sólo Bukkake」と同じ意味合いに変換された。

本来「ぶっかけ」とは、「ぶっかけうどん」や「水をぶっかける」など、「勢いよく注ぎかける」様子を表す日本語。しかし海外だと「Bukkake」という単語は、アダルトのいちジャンルや性風俗用語として広く認識されている。オンライン英英辞書「dictionary.com」にも、「通常1人の女性の顔に向けて、複数人の男性が○○をする性的行為」と登録されている。

この誤訳については、実際に海外のユーザーからの指摘で気がついた。Googleが一体どういうつもりなのかはわからないが、至って普通の投稿で、「Bukkakeの話をしている」と日本語のわからないユーザーたちに勘違いされるのも愉快ではない。

「いい大人は“ぶっちゃけ”なんて言わない」と思うかもしれないが、この言葉はテレビ番組や書籍のタイトルに使われるほど浸透している。

例えば、毎週土曜日のゴールデンに放送されている『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』というバラエティー番組。このタイトルをGoogle翻訳で英語にすると:

ぶっちゃけ Google翻訳3

ぶっちゃけ Google翻訳4

「I and InstallShield is Bukkake secret of that occupation」。前半は意味不明だが、後半は「あの職業のぶっかけシークレット」と訳されてしまった…。「家族と一緒に『アノ職業のヒミツぶっちゃけます』を観たよ」といった普通の投稿も、Google翻訳にかけられると「家族と一緒に『アノ職業のぶっかけシークレット』を観たよ」という意味の英語に変換されるため、変態一家のレッテルを貼られかねない。

こんな細かいことをいちいち気にする必要はないのかもしれないが、人生はどこに落とし穴が待ち構えているのかわからないので…。

Screenshot:Google翻訳

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