Googleマップで北朝鮮の核実験現場付近を覗いてみよう

北朝鮮核実験

12日、各国政府の激しい非難をよそに通算3度目となる核実験を実施した北朝鮮。ちょうどというべきか、1月末、Googleが北朝鮮の詳細地図を「グーグルマップ」にて公開していたので、さっそく核実験現場付近を覗いてみた。

核実験が行われたとされる場所は、「41.306°N, 129.065°E」(以下画像)。首都平壌(ピョンヤン)から北東約380kmの地点にある。
(※Googleマップには距離測定機能がついているので非常に便利: Googleマップ左下の「マップLab」リンクをクリック距離測定ツールをオン地図左下の「測定アイコン」をクリック

北朝鮮核実験現場地図拡大

衛星写真には山以外何も写っていない。そこから地図左下の尺が「200m毎」になるまでズームイン。1kmほど南に下りていくと、「Nuclear Test Road(核実験道路)」というあからさまな名前の道路がでてくる。もちろんこれは正式な道路名ではなく、Google(データ提供者)が分かりやすいように付けた名前だ。

道路に沿って進んでいくと、すぐに「Nuclear Test Facility(核実験施設)」という施設が現れる。

核実験施設 核実験施設2

施設をクリックして、ポップアップの詳細をクリックすると、Google+の「Nuclear Test Facility」ローカルページに移動する。なぜだろう、そこには施設を訪れたことがあるというユーザーたちから30件近いクチコミレビューが書き込まれていた。レビューの総合評価は30点満点中15点。

もちろん正式なレビューではなく、イタズラによるもの。クチコミをざっとみても、「ハネムーンで行きました」とか「食事はまずまず」とか「豚にたくさん足がはえていた」とか、そんなものばかりだ。

核施設からしばらくは、再び何もない山岳地帯が続く。15kmほど南下していくと、田園や集落のようなものが現れ始め、核施設から約18km地点で「Punggye-ri Station」という駅にたどり着く。

北朝鮮駅

画像の質は最高とは言えないが、これまで闇に包まれていた北朝鮮の風景を覗き見るのはとても興味深い。ちなみに新しいGoogleマップでは、平壌の街並みや名所、駅やバス停なども確認できる。

Photo by jtjdt via Flickr

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