上の螺旋状の芸術品のような物体は、カリフォルニアネコザメの卵。「自然は不思議でいっぱいだ」と海外の掲示板で話題になっている。
ホーンシャークとしても知られるカリフォルニアネコザメは、その名の通りアメリカ西海岸のカリフォルニア州からメキシコのカリフォルニア湾の沿岸に生息するネコザメ属のサメ。体長は1mを超えない程度で、人に危害を加えることはほとんどないとされている。
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カリフォルニアネコザメの卵は、画像のような不思議な形の殻をかぶったまま母親の体から産み出されるわけではない。ウィキペディアによると、産卵直後の卵鞘は淡褐色で軟らかいが、数日で硬化して黒くなるのだという。
by minicooper93402/Flickr
卵は岩の隙間に押し込まれ、6~10ヵ月程度で孵化する。
潮の流れが強く、敵の多いカリフォルニア沿岸の環境に耐え抜くため、卵がこんなに硬くゴツゴツとした形になったのだろう。生物の進化は面白い。
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