【動画】サイクリストの復讐劇、おとり捜査を展開して自転車窃盗犯をネットで晒し者に

サイクリストの復讐劇

大切な自転車を盗まれたらどうしますか?それがネットで売られているのを見つけたら?

すぐさま警察に通報するのも一つの選択肢です。もしくは、バイヤーを装って自ら取り返しに行くのもありです。

米ポートランドに住むサイクリストが選んだのは「おとり捜査」でした。しかも、自転車を取り返して窃盗犯を警察に突き出すだけでなく、犯人逮捕までの一部始終を撮影してYouTubeで晒し者にしたのです。その動画が話題になっています。

■サイクリストの復讐

Jake Gillumさんの自転車が盗難にあったのは、8月3日のこと。盗まれたのは、2500ドルもする高価な自転車で、Gillumさんはネット上に何か手がかりはないものかと1週間に渡りあちこちを捜索していたようです。ついに6日後、彼は自分の自転車が地域情報コミュニティサイト「CraigsList」で売られているのを発見しました。セラーの場所を見ると、ポートランドからおよそ260km離れたワシントン州シアトルになっています。

「すぐにシアトルまで飛んで、自転車を取り返すんだ」、Gillumさんはたちまちそんな気持ちになったようです。そこで友人の協力のもと、おとり捜査を決行することに。

まずGillumさんは、「サイモン・ジャクソン」という架空のオンライン・プロフィールを作成。自転車に興味があるふりをしてセラーにコンタクトを取り、クローズアップの写真を送らせることに成功しました。写真を見たとき、「これは自分のバイクだ」と確信したそうです。

そしてついにおとり捜査決行の日。自転車を見せてくれとセラー(窃盗犯)をシアトル市内のスーパーマーケットに呼び出した後、地元警察に通報しました。しかし、40分たっても警察は現れません。しびれを切らせたGillumさんは、カメラをオンにして窃盗犯に真実を告げることに。

「いいかい。俺はポートランドから来たんだ。お前、俺の自転車を盗んだよな」

これに対して窃盗犯は、「ネットで買ったんだ」と言い訳。警察が向かっていることを告げると、窃盗犯は走って逃げだしました。すぐにGillumさんは、取り返した自転車にまたがり、男の追跡を開始。「逃げられないからな!」と叫びながら窃盗犯を追い詰めました。

そこにようやく警察が到着。窃盗犯は「盗難品の所有・売買」の罪で警察に連行され、一件落着となったわけです。

Gillumさんはメディアへのインタビューで、「男がパトカーに押し込まれている様を見ることができて、最高の気分だった」と語りました。動画には、Gillumさんの行動力を賞賛するコメントが、世界中のサイクリストたちから寄せられています。

参考記事「ajc.com

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