米のプロアメフト選手、NFLの誘いを断り農家に転身

NFL選手 農家

年収億単位にのぼるプロ・アメリカンフットボーラーの道を捨てて農家になったジェイソン・ブラウンという元NFL選手のニュースが、海外のネット上で話題となっている。

セントルイス・ラムズに所属していたブラウンは、2009年に5年/3750万ドル(約44億5000万円)という大型契約を獲得し、2012年にチームからリリースされるまでに約2000万ドルを稼ぎ出した。その後も他のチームからオファーがあったらしいが断り、29歳で現役を突然引退。その理由は農業を始めるためだったという。

「『君は人生最大のミスを犯そうとしている』、エージェントからこう言われたよ。そこで僕は彼をまっすぐ見つめながら言い返してやった、『いや、そうはならない』」
– ブラウン

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ブラウンは生まれ故郷のノースカロライナ州に戻り、1000エーカー(約4平方キロメートル)の農地を購入した。農業についてはまったくのド素人だったが、YouTubeの動画や地元の農家たちから基本的なノウハウを学び、現在はサツマイモやキュウリの栽培に取り組んでいる。

またブラウンは、毎年の初収穫をすべてチャリティーに寄付する計画で、今年は約45トンのサツマイモが恵まれない人たちに分け与えられるという。

「野菜が土の中から出てくる姿はね、何よりも美しい光景なんだ」

まだ30代になりたての億万長者のプロアスリートが、都会での派手なライフスタイルを捨てて、田舎で農業に従事するというケースは極めて珍しい。ブラウンは食物を育てることについて、「これまでに経験した中で最もやりがいのある仕事だよ。これこそ目的のある生き方だ」と語った。

参考:「YouTube」、「Yahoo Sports

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