シリア電子軍がロイターのTwitterアカウントをハック

シリア電子軍

再び大手報道機関が「シリア電子軍(SEA)」を名乗るハッカーグループの餌食となった。

米東部時間29日の午後6時半ごろ、米ロイター通信(トムソン・ロイター)の公式ツイッターアカウント「@ThomsonReuters」がシリア電子軍からのハッキング攻撃に合い、その後しばらく乗っ取られていた様子。

その間に同アカウントは、「#Syria」というハッシュタグとともに、複数の画像リンクをツイートしている。いずれもシリア政府支持を表すような政治風刺漫画の画像だ(via BuzzFeed)。

シリア電子軍 ロイター

シリア電子軍 ロイター2

シリア電子軍 ロイター3

乗っ取りは30分ほど続き、最後にシリア電子軍は犯行声明を掲載した。

シリア電子軍 ロイター 犯行声明

これを受けロイターは、最初のハックツイートから約1時間後の午後7時45分ごろに、同アカウントを一時凍結した。現在は正常に復旧している。

シリア電子軍は、アサド政権の支持を表明しているハッカーグループ。SEAのウェブサイトによると、2011年に“シリアの熱狂的な若者たち”により結成されたグループで、彼らが「シリア内戦について真実を報じない」と主張する西側の報道機関を主な標的としている。過去に、『AP通信』、『CBS』、『米公共ラジオ局(NPR)』、『The Onion』などにサイバー攻撃を仕掛けた。

今回の事件後、シリア電子軍の公式ツイッターアカウントは凍結されている。

スクリーンショット via  BuzzFeed

ソース:「All Things D

Speak Your Mind

*

Top