IQはアインシュタイン以上、自閉症と診断された少年は超天才児だった!!

自閉症

自閉症という脳の発達障害を持って生まれた米インディアナ州在住のジェイコブ・バーネット君(14)。読み書きはおろか、靴ひもさえも結べるようにはならないだろうと医者から告げられた少年だが、蓋を開けてみると、11歳という若さで大学に入学するほどの超天才児だった。少年の特性を早くから見抜き、適切な教育を与えたのは、他ならぬ母親だ。

母親のクリスティンさんはこう語る。「大切なのは、出来ないことに目を向けるのではなく、純真な好奇心で世の中を観察する手助けをしてあげることだ」と。

▼母親のクリスティンさん自閉症1

自閉症発覚とセラピー

ジェイコブ君は2歳の頃に中~重度の自閉症であると発覚。専門家に勧められるまま、母親のクリスティンさんは息子を特別支援施設に通わせた。そこでは、主に必要最低限の生活スキルを学ぶ。施設の先生たちは、普通の教育は難しいだろうと言うばかりだ。

ジェイコブ君はそこで毎日のようにセラピーを受けたが、症状はまったく改善しない。それどころか、ますます自分の殻に閉じこもるようになり、次第に誰とも喋らなくなっていったという。しかしクリスティンさんは、セラピー以外で息子がみせる驚くべき“資質”に気づいていた。

▼画像:nydailynews.com via RANDOM HOUSE自閉症の天才

クリスティンさんはBBCのテレビ番組で次のように語った:

「綿棒を使って家の床中に地図を作っていたんです。私たちがこれまでに訪れた場所の地図などでした。息子はひとつひとつの通りを覚えていたんです」

天才の兆候

ある日、クリスティンさんは3歳になった息子とともに星を見に出かけた。その数ヵ月後に、2人がプラネタリウムを訪れたときのこと。ミュージアムの先生が質問をするたびに、ジェイコブ君が手をあげて次々と答えるという不思議な現象が起こった。どこで覚えたのか、物理法則や天体の動きといった難解な理論なども容易く理解していたというのだ。

その時クリスティンさんは、「息子には特別学級のカリキュラム以上の教育が必要なのだ」と感じたという。そして彼女は、その仕事を自分の手に委ねる決心をした。

クリスティンさんはその時の心境を著書の中でこう語る:「親として、専門家のアドバイスに逆らうのは勇気のいることでした。ですが、もし息子がこのまま特別施設にればチャンスを逃してしまう、ということが心の中でわかったんです

▼画像:nydailynews.com via RANDOM HOUSE自閉症の天才2

やりたいことは何でも

クリスティンさんは、すぐに特別学校のセラピーをキャンセルし、彼女自身の手で幼稚園入学に向けての準備を始めた。彼女が取った教育方針は、「やりたいことを何でもやらせてみる」だ。

同時に、友だちと一緒にボール遊びやピクニックなど、同世代の普通の子供たちが楽しむことを経験させることも忘れなかった。ジェイコブ君は母親の付きっきりの指導のもと、資質とメキメキと開花させていった。

クリスティンさんは次のように語る:

「とにかくその子が大好きなもので取り囲んであげるのです。音楽でも芸術でも、子供が関心を示すのであれば何でも構いません」

そうして才能を育んだジェイコブ君は、11歳のときに異例の若さで大学に入学した。14歳となった今は、米名門パデュー大学の大学院で量子物理学を学んでいる。

ジェイコブ君のIQは170、アルベルト・アインシュタインをも凌ぐ。プリンストン高等研究所のスコット・トレマイン天体物理学教授も大絶賛するほどの天才ぶりで、相対性に関する独自の理論を研究しているほどだという。

教授いわく、「彼の研究テーマは、天体物理学や理論物理学で最も難解といわれる課題をいくつか扱っている。これらを解決できれば、ノーベル賞にも手が届く」とのこと。

ハリウッドの「ワーナー・ブラザーズ」は最近、ジェイコブ君のストーリーを映画化する権利を買い取ったと伝えられている。

参考記事:「nydailynews.com」、「bbc.co.uk

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