- 米政府が、UFO開発計画に関する機密文章を公開
- 1950年代、米空軍は超音速で飛行する円盤の開発を進めていた
- 結局、実現はならず。試作機のパフォーマンスに問題か?
今のところ宇宙人の存在は正式に確認されてませんが、UFOに関して言いえば、約50年前に実現まであと一歩というところまで来ていたようです。
米国国立公文書館が先月、「プロジェクト1794」と呼ばれる米軍機密計画の詳細を一般に公開しました。米空軍が1950年代に実施した、「超音速UFO開発プロジェクト」に関する公文書です。
公開されたファイルによると、当時の米空軍は次世代航空機の開発として、空飛ぶ円盤計画に大きな期待を寄せていた様子。1956年に記録されたメモのなかで、プロジェクトの明確な目標を明らかにしています。
■空軍が目指したUFOの性能・機能はこんな感じ:
- 最高速度 – マッハ3~4(時速約3675km~4900km)
- 最高高度 – 10万フィート(3万メートル)
- 飛行距離 – 1000海里(約1850km)
- 垂直離着陸(VTOL)
- ジェット推進
当初の計画通りにいけば、成層圏の飛行が可能で、ニューヨークからマイアミまでわずか24分で到達できる、超高性能な円盤型飛行機が誕生するはずでした。しかしプロジェクトは、プロトタイプの試作をしただけで、1960年に終焉を迎えました。
56年の計画メモには、「UFO開発は予想よりも好調」というニュアンスの文章が記載されています。
現在のデザインでは、(コントラクターと)契約を結んだときの予想値よりも、はるかに高い性能が期待できる
一体何がダメだったのか?理由の一つとして挙げられるのが、開発費用。計画書によると、円盤の開発継続には、18~ 24ヶ月の開発期間と、317万ドルの費用(現在の価値で約2700万ドル)が必要だったとあります。
『Wired』は計画中止の理由について、「円盤の性能が、全く目標に届かなかったからだ」と指摘しています。なんでも、プロジェクト下で試作された円盤は、1.5メートル程度しか浮かばなかったとか。3万メートルという目標からは程遠いですね。
現在の米軍は、どんな極秘プロジェクトを進めているのだろう…?
ソース:「blogs.archives.gov」
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