アノニマスが米司法省サイトをハイジャック、アーロン・シュワルツ自殺に対する報復

アノニマス 米司法省

米時間26日、米司法省のウェブサイトが、ハックティビスト集団「アノニマス」により乗っ取られ、改ざんされた。オンライン活動家のアーロン・シュワルツ(26)が自殺したことに対する報復活動だとしている。

今回サイバー攻撃を受けたのは、「U.S. Sentencing Commission(司法省量刑委員会)」のサイト。一時トップページが改ざんされ、アノニマスからの脅迫動画が掲載されていた。現在サイトは元通りに復旧している。

オペレーション・Last Resort

脅迫動画の中でアノニマスは、「ゆがんだ司法制度」がアーロン・シュワルツを自殺に追いやった原因とし、現在の法律の改善を要求した。

さらに、その他複数の政府関連データベースから機密情報を抜き出したと主張。政府が要求に応じない場合は、これらのファイルの一部をメディアに公開すると脅迫した。アノニマスは、一連の報復活動を「オペレーション・Last Resort(最終手段)」と呼んでいる。

今回のサイバー攻撃の原因となった故アーロン・シュワルツは、著名なオンライン活動家で、米掲示板「Reddit」の共同創設者。マサチューセッツ工科大のコンピュータネットワークに不正アクセスし、論文などのデータを窃盗した疑いで起訴されており、今月の11日に突然自殺した。シュワルツには、最大で31年の禁固刑が課せられる可能性があったという。

禁固31年といえば、第2級殺人(Second Degree Murder)並の重い刑罰だ。

ソース:「theverge.com

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