朝鮮中央通信が先日、北朝鮮の宇宙開発局(National Aerospace Development Administration)が公式のロゴを制定したことを報じた。
新たに公開されたロゴの中央には、開発局の略称である「NADA」の文字が大きく記されている。何とも皮肉なことに、NADAとはスペイン語で「nothing(皆無)」を意味し、アメリカなどでも日常語として広く浸透している単語なのだ。
このとんでもなく宇宙開発にそぐわない名前に対して、さっそく欧米の複数のメディアがアイロニーたっぷりの記事を掲載している。
「エイプリルフールの悪いジョークのように聞こえるが、朝鮮中央通信の発表をみる限り、どうやら悪質な言語障壁のケースに当てはまるようだ」
– ウォール・ストリート・ジャーナル紙「Market Watch」
「これまでの北朝鮮の宇宙開発における達成度を要約するものだ」
– デイリー・メール紙
海外の掲示板には:
- 『朝鮮民主主義人民共和国』という国名とは違って、彼らの宇宙開発局は名前通りの組織だね
- Not Actually Doing Anything(本当はなにもしていない)の略でしょ
などといった皮肉コメントが多数寄せられていた。
またNADAのロゴが米NASAのロゴに酷似していることも揶揄の対象となっている。
参考記事:「blogs.marketwatch.com」
Speak Your Mind