コロラド映画館銃乱射事件の衝撃が未だ冷めやらぬ米国で、無力な人たちを狙った凶悪卑劣な銃撃事件が再び起きてしまった。
米ウィスコンシン州オーククリークのシーク教寺院で犯人を含む7人が死亡した銃乱射事件。警察は6日、ウェイド・マイケル・ページ(40)を事件の容疑者と特定した。CBSニュースが報じている。
6人を殺害し、3人に重傷を負わせたページ容疑者は、その場で警察官により射殺された。報道によると容疑者は、ノースカロライナ州のフォートブラッグ基地で軍務に従事していた元米陸軍兵士だという。また、白人至上主義をモットーとするバンドのメンバーだったとする報道もある。
犯行の明確な動機は今のところ明らかになっていない。
■白人至上主義者によるヘイトクライムか?
過激派やヘイト・クライムを研究する南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)のレポートによると、ページ容疑者は白人至上主義バンド「End Apathy」の元リーダーだという。
また、容疑者のバンドは2010年、白人主義系の音楽レーベル「Label 56」のインタビューに答えている。インタビューの中でページは、バンドのコンセプトについてこのように述べた:
社会にポジティブな結果を残すためにするべきことを見つけようとしている。人々の無関心・無感情さを終わらせる方法を見つければ、そこから前に向かって進んでいけるだろう
上の画像を見ると、ページ容疑者の左肩には「ケルト十字」のタトゥーが入っている。これは、ネオファシズムのグループなどが象徴として使っているもので、白人至上主義のオンライン掲示板「Stormfront」の公式シンボルでもある。
さらに、その上に画かれた「14」の数字。合同メソジスト教会と名誉毀損防止組合によると、ファシスト文化において「14」という数字は、米白人ナショナリストDavid Eden Laneの14単語からなる「セリフ」を意味するのだという。そのセリフとは:
We must secure the existence of our people and a future for white children
(我々は、同胞の生活と白人の子供たちの未来を確保しなくてはならない)
End Apathyの「MySpaceアカウント」では、容疑者の写真や楽曲などが多数掲載されている。
ソース:
白人至上主義のレーベルなんてもんがあるんだな。
彼らは何がそんなに気に入らないのだろう。
殺したいほどに