先週、米NASAのウェブサイトがサイバー攻撃に遭い、改ざんされるという事件が起こった。犯行声明を出したのは、ブラジル人を名乗るハッカー。改ざんされたサイトには、次のメッセージが掲載されていた。
#BMPoCWeがNASAをハックした!我々を監視するのを止めろ。ブラジル国民はお前たちの姿勢を支持しない!イルミナティが陽に活動を始めた!
オバマは冷血、非道!お前には家族がいないのか?全世界の市民がお前を支持するポイント、誰もいない!我々は戦争ではなく平和が欲しい!!!シリア人への攻撃を止めよ
ん…?NASAではなく、米国家安全保障局(NSA)の監視活動に対する抗議メッセージのようにみえる…。
▼改ざんされたサイトの一つ via @samknight1
サイバー攻撃は約1週間に渡り行われ、合計14個のNASA関連ウェブサイトが被害を受けた。ハッカーがNSAとNASAを間違えたのか、それともアメリカ政府関連ならどこでも良かったのか、真相はわからない。
もし単純にターゲットを間違えただけだとしても、1週間かけて14個のNASAサイトをいじくったのだから、途中で「あれ?NSAのサイト、やけにロケットとか惑星の話が多くね?」と気がついてもよさそうなものだが…。それとも、すでに宇宙にまで監視網を広げたとでも思ったのか。
NASAの公式声明によると、機密情報などが流出した形跡はないという。
最近、NSAの情報収集活動「PRISM」がアメリカ国内だけでなく、ヨーロッパやブラジルにまで手を伸ばしていたことが指摘され、各国で批判の声が高まっている。
参考記事:「telegraph.co.uk」
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