25日にニューヨークで行われた米MTV主催の「VMA(ビデオ・ミュージック・アワード)」。歌手マイリー・サイラスが、レディー・ガガ顔負けの過激なステージパフォーマンスを披露し、海外のメディアやネット上で話題となっている。といっても決してポジティブなリアクションではない。
この日のサイラスは、ぼやけたグレーのレオタードを着てステージに登場。今夏のヒットソング『We Can’t Stop』を熱唱しながら、活気に富んだTwerkダンス(腰を激しく振るHIPHOPダンス)をみせる。
曲が変わりロビン・シックが登場すると、サイラスはレオタードを脱ぎ捨て、肌色のタイトな下着だけの格好に。歌うシックに密着してクネクネ踊るなど、公共の電波で流すにはいささか過激すぎるパフォーマンスを披露した。
▼ via Buzzfeed
今回のパフォーマンスは、かつてディズニーのスーパー・アイドルだったサイラスに、奇麗さっぱりさよならを告げるものだ。ステージはそれなりに盛り上がっていたが、会場の中継カメラは、VMAを訪れていたセレブたちの何とも言い難い苦々しい表情をとらえていた。
中でも、ウィル・スミス・ファミリーの唖然としたリアクションが話題となっている:
During Miley Cyrus' performance.. The Smith family. pic.twitter.com/VY0z9pUq0R
— Elijah R. Loyd (@NYDreamVillain) August 26, 2013
リアーナやワン・ダイレクションの面々も冷淡な表情を浮かべていた。
▼Via Huffington Post
VMAの放送後、TwitterやYouTube、SNSなどのネット上では、サイラスのパフォーマンスに対する批判コメントが殺到。米エンターテイメント専門サイト「E! Online」のツイッターアカウントは、「サイラスのパフォーマンスにより個人的被害を受けた人は手を挙げてください」と批判メッセージをツイートしている。
Raise your hand if you feel personally victimized by Miley Cyrus' #VMAs performance.
— E! Online (@eonline) August 26, 2013
マイリー・サイラスは、2006年に放送開始されたディズニー・チャンネルの大ヒットテレビドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で主人公役をつとめ、14歳でアメリカの国民的アイドルとなった。数年前からは、アイドルというイメージから180度の方向転換を果たそうとしている。
▼4年前のサイラス
動画:「YouTube」
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