ツイッターのアカウント凍結事例: ジャーナリストがNBC五輪責任者のメアドをツイートしてアウト

ツイッターアカウント凍結

ツイッターは30日、米NBCのオリンピック責任者のメールアドレスをツイートしたとして、英インデペンデント紙のガイ・アダムス記者にアカウント凍結処分を下した。

NBCは米国内でロンドンオリンピックを独占放送しているのだが、その放送方法があまりにも儲けに走りすぎているとして、米国民からは非難の声が続出している。

例えば、NBCは五輪開会式をあえて生中継せずに、視聴率が高くなる夜まで待ってから録画を放送。NBCの思惑通り、開会式放送は記録的な視聴率を獲得したわけだが、これに対して「何で生で開会式見れない!?」「NBCはライブツイートしてるくせに、ライブ放送しないのか?」などといった批判が視聴者から殺到した。

そこで、視聴者と同じくNBCの放送方法に不満を持っていたアダムス記者は、「これは全部NBC五輪責任者のゲーリー・ゼンケル氏の責任だ!みんなで彼に考えを伝えよう!」という内容のメッセージを、ゼンケル氏のメールアドレスと共にツイートしたのだ。このアダムス記者のツイートに対し、Twitterはすこし過剰ともいえる反応をみせた。

アダムス記者のもとにツイッターからこんな内容のメールが届いたらしい:

「あなたのツイートに、他人の個人メールアドレス、住所、または電話番号などの“個人情報”が含まれていたため、あなたのアカウントを凍結する運びとなりました」

他人の個人情報を勝手にツイッターに投稿する行為は、もちろんご法度。しかし、ここで問題になっているのは、彼がツイートしたメールアドレスが“個人情報”に当てはまるかどうかということだ。

アダムス記者は、ゼンケル氏のメールアドレスは検索すれば誰でも発見できる一般公開された企業メールアドレスであり、個人情報ではではないと主張する。さらに、「オリンピック公式スポンサー(RCA)の子会社であるNBCが、同社の放映方針を批判したいちジャーナリストのツイッターアカウントを閉鎖しようと試みるという事態に、大きな不安を感じる」というコメントを残した。

今回の件に関してNBCは、「アダムス氏がメールアドレスを投稿したことについてツイッターに訴えかけたが、彼のアカウントを凍結するというツイッター社の決定については一切関与していない」としている。

ソース: 「CBSニュース

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