音楽業界のトレンドは「故人によるライブパフォーマンス」!? フレディ・マーキュリーがステージに蘇る

フレディー・マーキュリー
photo by adriagarcia

死んだアーティストがステージに登場」というライブ演出が、欧米の音楽業界でちょっとしたトレンドになりつつある。BBCニュースによると、5月14日にロンドンで行われるバンド「Queen(クイーン)」のコンサート「We Will Rock You」で、元ボーカルの故フレディ・マーキュリーがステージに復活するようだ。

伝説のアーティストが復活

4月半ば、米カリフォルニア州で開催された「コーチェラ・フェスティバル」で、ラッパーの故2PACがホログラムでステージに蘇り、Snoop Doggと共にパフォーマンスを披露。翌日、YouTubeやTwitterで大きな話題となった(実際は、ホログラム(3D)ではなく、鏡の反射を使ったフラットの2D)。各メディアも一斉に取り上げ、企画は大成功したといえる。

via mxdwn.com

クイーンのギタリスト、ブライアン・メイによると、フレディの場合、2PACのようにホログラムとしてではなく、「錯視イリュージョンのような形」でステージに現れる予定らしい。

ライブコンサートの未来

今後、音楽業界が本格的に「ホログラム・コンサート」に力を入れ始めれば、さまざまな夢の共演をお目にかかれるかもしれない。「ジョン・レノン×ボブ・マーリー」、「ジム・モリソン×カート・コバーン」、「エルビス・プレスリー×レイ・チャールズ」・・・

「映像だけのライブなんて、ビデオと変わらないじゃないか」と思う人もいるかも知れないが、個人としてはライブの醍醐味は“一体感を味わう”ことにあると思う。好きなアーティストの歌声を生で聞けるというのはもちろん大きい。だがそれ以上に、「同じ音楽を愛する大勢の人間が、1つの場所に集い時間を共有する」という体験が、なによりの魅力だ。

「ウッドストック・フェスティバルの完全再現ライブ」なんかも、そのうち実現するかもしれない。

もし、大好きなアーティスト(故人)のホログラム・コンサートがあるとすれば、チケット代にいくらまでなら払いますか?

ソース: BBCニュース

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