Facebookで“嫌いな人”を宣言するアプリ「EnemyGraph」

Facebookは、“友達”と「いいね!」を共有する、つまり仲の良い者同士が好きなものを分かち合うポジティブな交流の場です。先日、そんなFacebookの世界観を覆すようなユニークなアプリが登場して、話題となりました。その名も、「EnemyGraph」。

EnemyGraph」は、Facebookの友達や企業ページなどを「敵(Enemy)」としてリストアップして、共有するアプリです。これからは、嫌いな人や嫌いなもの、「よくない!」を友達と共有できます。


Facebook EnemyGraph


現在のところ、このアプリは日本語に対応していませんが、使い方は非常にシンプル。有名人や団体だけでなく、自分の友達さえも「敵リスト」に追加できるちょっと恐ろしいアプリです。

インストール

1. 「EnemyGraph」で検索、もしくは「https://apps.facebook.com/enemygraph/」にアクセスしてインストール。確認ポップアップが表示されるので、「許可する」をクリック。

2. インストールが完了すると、ページ左側のアプリ一覧に「EnemyGraph」のタブが追加されます。タブをクリックして、アプリを起動してください。

以下のようなページに辿り着きます(クリックで拡大):

まず、ページ左には、「人気の敵 – Trending Enemies」(嫌われ者?)が表示されています。ちなみに現在のトップ2は、ダントツで「ジャスティン・ビーバー」と「Internet Explorer」でした。

ページ中央左上の「Archenemy」欄は、“宿敵・天敵”を表示する場所です。リストの中から、「最大の敵」を1人選んでここに表示します。

中央の「All Enemies」欄には、「敵リスト」が表示されます。ここから、敵の追加や編集などを行います。とりあえず、“”を1人追加してみましょう。

敵(Enemy)の追加:

「All Enemies」エリアの「Add Enemy」ボタンをクリックしてください。以下のようなポップアップが現れます:

Friends and Users」を選択すると、友達や他のアプリユーザーを「敵リスト」に追加できます。検索ボックスにユーザー名をタイプして、「Submit」をクリックすると、該当するユーザープロフィールが表示されます。

検索ボックスを空欄にしたまま、右にある「My Friends only」にチェックをいれて「Submit」を押すと、自分の友達リストが表示されます(下)。

今のところ、嫌いな友達はFacebookにはいないので、とりあえず企業ページを「敵リスト」に追加することにしました。

メイン画面から、「Add Enemy」ボタンをクリックして、「People, Pages and More」を選択します。

検索ボックスに、企業名、もしくは団体名を記入して「Pages」をクリックすると、該当するFacebookページが表示されます。

リストから目当てのプロフィールをクリックすると、以下のようなポップアップが現れます。ここでは、「嫌いな理由」や「敵対度」を設定します。送信する際に、右下の「Share on Facebook」をオンにすると、この情報が自分のウォールに共有されます。設定が完了したら、「Submit」をクリック。

以上で、「敵の追加」が完了です。リストが1つだけだと少し寂しいので、ついでにこのアプリの提供者も「敵リスト」に加えておきます。

これで、アプリのメインページに敵リストが表示されるようになりました。

All Enemies」内のリストにカーソルを置くと、編集アイコンが現れます。その中から、「剣のアイコン」をクリックすると、そのプロフィールを「最大の敵」としてみなすことになり、左上の「Archenemy(天敵)」に表示されるようになります。

この「敵リスト」(EnemyPage)は、アプリのユーザー同士で共有されます。共通の敵を持つユーザーを確認したり、他のユーザーの「敵リスト」を閲覧したりすることができます。ちなみに、自分が“誰かに敵として登録された場合”も、メインページに表示されます。

敵リストに登録できるプロフィールは、「自分の友達」、「EnemyGraphのユーザー」、「ブランド/団体」、「有名人」に限られています。つながりのない一般ユーザーを、敵として登録することは出来ない仕組みになっています。よって、まったく知らない人から、むやみやたらに敵として登録されることはありません。

「いいね!」と「友達」で構成される、基本的にネガティブ要素の少ないFacebookですが、「低評価が出来るような機能」を求める声もあるようです。以前、300万人を超えるユーザーが、「Unlike」ボタンの設置を求める署名をFacebookに提出しましたが、結局認めらませんでした。

EnemyGraphの開発者は、「(Facebookの性格上)このアプリは、数週間もすれば撤去されるだろう」とみているようです。

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