とりあえず、以下の画像をご覧ください・・・。
これは、米ドクターペッパーがフェイスブックページに投稿した新しいマーケティング広告。「猿人がドクターペッパーを飲んで、人間に進化する」という、ユーモラスなコンテンツです。
何か違和感を感じましたか?
今、この広告を巡り、海外のネット上で白熱した言い争いが繰り広げられています。議論の焦点になっているのは、ダーウィンの「進化論」。
人類の祖先はサル?アダムとイブ?
「旧約聖書の『創世記』」といっても、日本であまりなじみがないかもしれませんが、キリスト教やイスラム教信者の中には、「進化論」を受け入れていない人が多数います。つまり、人類は「サルから進化した」のではなく、「エデンの園で誕生した」と信じ込んでいるわけです。
そういった「アダムとイブ」派の人たちが、今回のドクターペッパーの広告に対して不快を感じ、同社のFacebookページに凸撃を仕掛け、次のようなコメントを残しています:
私のご先祖様は、エデンの園に生まれたはずだけど
俺はチンパンジーなんかじゃないからな。もうドクターペッパーは買わない
ドクターペッパーへのリスペクトは完全になくなったよ。ビジネスを続けたいのなら謝罪すべき
進化論なんて、結局はタダの理論だろ?
これらの意見に対して、「進化論」派の人たちは強い語調で反撃しています:
ドクターペッパーの広告で君らの信仰心が脅かされるくらいなら、その信仰心について考え直すべきじゃないかな
広告くらいにケチつけるなよ。もっと気にかけるべきことがあるだろう。貧困とか戦争とか
学校で勉強嫌いだった奴らが湧いてるな。そろそろお前らが“進化”するときだよ
ページのコメント欄をざっと見てみましたが、「進化論」派の声がやや優勢でした。
ドクターペッパーの確信犯か?
ドクターペッパーの広告には、わずか1日で2万5000の「いいね」と3500件の「コメント」が寄せられ、軽い炎上状態になっています。この話題は、ソーシャルニュースサイト「Reddit」にも飛び火して、いっそうの過熱を見せました。
炎上を見越してのマーケティング戦略でしょうか?どうも確信犯としか思えません。
ソース:
記事の筆者様が、“生物学を専攻された経験があり、進化の根拠をある程度説明できる” というようなことがなければ、“「エデンの園で誕生した」と信じ込んでいる” 方々と大して変わらないでしょう。