Googleが発表した年間検索ワード統計によると、2014年にウクライナ国内で最も検索された「レシピ」部門のワードは「火炎瓶」だったことがわかった。
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味噌汁のレシピが7位に食い込んでいるのが少し意外。
海外では火炎瓶のことを「モロトフ・カクテル(Molotov cocktail)」と呼んでいる。Wikipediaの記事によると、モロトフ・カクテルの語源は以下の通り:
モロトフとは当時のソ連の外相であったヴャチェスラフ・モロトフのことで、彼は冬戦争でのフィンランドに対する最初の空爆行為に関し、「資本家階級に搾取されているフィンランドの労働者への援助のため、パンを投下した」などと発言した。フィンランド兵はこれを皮肉って、実際に投下された小型焼夷弾を収納するコンテナやそれを投下した爆撃機のことを「モロトフのパン籠」と呼ぶようになった。ここから転じ、火炎瓶のことを「モロトフ(に捧げる特別製の)カクテル」という皮肉のこもった通称で呼びはじめたという。
– Wikipediaより引用
▼警察隊に火炎瓶を投げつけるデモ隊
「Коктейль Молотова(モロトフ・カクテル)」とウクライナ語で検索をかけると、トップにロシア語のウィキペディアページが表示され、そこには様々なタイプの火炎瓶の調合法や使用法が記載されている。今年はウクライナ騒乱やクリミア危機など情勢不安が続いたため、火炎瓶が必要になった市民がたくさん現れたようだ。
ちなみに日本の2014年検索トレンドはこちら。「ワールドカップ」や「錦織圭」、「小保方春子」などのキーワードが上位になっている。
参考記事:「Mashable」
[…] それを投下した爆撃機のことを「モロトフのパン籠」と呼ぶようになった。 [引用元] 2014年のGoogle検索ワードトレンド、ウクライナで最もググられた「レシピ」は火炎瓶 – e-StoryPost […]