これぞスポーツマンシップ。オリンピックには勝敗以上に大切で感動的なものがある。
11日に行われたソチ五輪クロスカントリー男子スプリントでのこと。ロシア代表のアントン・ガファロフ選手がレース中に転倒し、スキー板が折れてしまうというアクシデントがあった。
それでもゴールしようと懸命にレースを続けるが、使い物にならなくなった板ではなかなか前に進めない。悪戦苦闘するガファロフ選手のもとへ最初に駆け付けたのは、ライバルであるカナダ代表のコーチ、ジャスティン・ウォズワースさんだった。
アントン・ガファロフ選手がレース中盤で転倒してしまう
via NBCOlympics
左のスキー板に深刻なダメージが:
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それでも地元ファンの応援に応えるため、ゴールを目指して進む:
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しかし曲がった板ではまともに滑ることが難しく、ガファロフ選手は再び転倒してしまった:
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今度はスキー板が真っ二つに:
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レース続行は不可能に思われた:
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するとそこへ、カナダ代表コーチのジャスティン・ウォズワースさんが代えの板を持って助けに駆け付けた:
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そしてコーチ自らの手で壊れた板を交換:
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これによりガファロフ選手は見事ゴール:
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フィニッシュラインでは大歓声が鳴り響いた:
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レース後、助けに入ったウォズワースさんは「彼に誇らしい姿でゴールさせてあげたかった」と語った。これぞオリンピック精神。
参考記事:「businessinsider.com」
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