現地7日にフィシトオリンピックスタジアムで行われた冬季ソチオリンピックの開会式。元フィギュア選手のイリーナ・ロドニナさんと、元アイスホッケー選手のウラディスラフ・トレチャクさんが聖火最終ランナーを務め、聖火台に火をともした。
開会式をテレビで見ていて「誰これ?」と思った人もいると思うが、ロドニナさんは札幌、インスブルック、レークプラシッド五輪のペア競技で3連覇を果たしたロシア伝説のフィギュアスケーター。そしてちょっとしたレイシストでもある(かもしれない)。
というのもロドニナさんは昨年9月、極めて人種差別的な合成写真をツイッターに公開し、各方面から多くの批判を受けた。そのツイートがこれ:
オバマ大統領夫妻が見つめる先にはバナナを握る手…。そこに込められたメッセージは、言葉にするまでもなく明確だ。
写真はすぐに削除されたが、謝罪などは一切なかった。英ガーディアン紙によると、ロドニナさんはアメリカ人の友人から送られてきた画像を公開しただけで、写真に何も問題はないと主張。ツイッターに寄せられた批判の声に対して、「言論の自由は言論の自由」と応えた。
自由といえば自由だが、還暦を過ぎた地位も名誉もある人がなにやってんだか…。ロシアもどうしてわざわざ彼女を最終聖火ランナーという大役に抜擢したのだろう?
参考記事:「the Guardian」
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