レーシングでは、0コンマ1秒の反応の差が勝敗を、はたまた生死を分ける要因となる。そんな厳しい世界に生きるプロレーサーの反射神経は、やはり驚異的なものだ。今回は、間一髪で大事故を回避した、F2レーサーの稲妻のような反応をご覧ください。
昨年6月にベルギーのスパで行われたF2レース大会でのこと。ハンドルを握るのは、19歳のディーノ・ザンパレッリ。コースは雨のためびしょびしょで滑りやすく、その上、視界が極めて悪い。
そんな難易度MAXのコースを時速約240kmで疾走していると、事故で停車したマシンが突然目の前に飛び込んでくるのだが…。
この反射神経!ザンパレッリはすばやくハンドルを左に切り、間一髪でクラッシュを回避した。これが素人なら、120%の確立でクラッシュしていただろう。とっさの良判断のおかげで、後輪へのダメージのみで事なきを得た。
また、ずぶ濡れの路面上で、片輪が芝生にはまりながらも、見事にコントロールをキープできたテクニックも凄いと思う。
Video:「YouTube」
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