猫も杓子もソーシャルネットワークを利用する今の時代。ついにローマ法王がツイッターに降臨する。
法王ベネディクト16世は3日、公式のTwitterアカウントを開設した。ハンドル名は「@pontifex」。バチカンの報道官によると、法王は12日以降に“つぶやき”を開始するらしい。
▼ベネディクト16世さんはTwitterを使っています
コンテンツを何も発していないにもかかわらず、フォロアー数は開設から24時間もたたないうちに15万人を超えた。法王は7つのアカウントをフォロー中だが、どれもご本人のもの。法王が違う言語用に設立したアカウントだ。
英語以外にも、伊・独・仏・スペイン・ポルトガル・ポーランド・アラビアなど、計8言語でつぶやく予定。今のところ日本語がないのが残念だ。
ツイッターのユーザー数は1億4000万人以上で、その約半数が18~34歳。バチカンにとっては、信仰の薄い若者層に直接声を届けるチャンスになる。どうしてもっとユーザー数の多いFacebookではなくTwitterなのかという点だが、バチカンのソーシャル・コミュニケーション担当者によると、Facebookは「パーソナルすぎる」からだそうだ。
実際にツイートするのはもちろん法王本人ではなく、担当チームが行う。法王がスマホからフィードを小まめにチェックしたり、他のユーザーの投稿をリツイートしたりするのは、どうしても想像できない。
- 参考記事:「thedailybeast.com」
- 法王のツイアカ:「@pontifex」
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