映画『グーニーズ』が今年6月で1985年の初公開からちょうど30周年を迎えた。
『グーニーズ』は、問題児たちが伝説の海賊「片目のウィリー」の遺した財宝を探し求めて冒険する、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のキッズアドベンチャー作品。世界的に大ヒットし、80年代の名作の1つとなった。
今回は公開30周年を記念して、Mashable.comの記事から、グーニーズのあまり知られていない豆知識をいくつか紹介したい。
1.キッズたちが「片目のウィリー」の海賊船を発見するシーン。リチャード・ドナー監督は素のリアクションが欲しかったため、撮影本番まで子役たちに船を見せなかった
ただし、テイク1では子供たちが思わず汚い言葉を連発してしまったため、撮り直しが必要だったという。
ちなみに、撮影に使われた船は本物。クランクアップ後に、欲しい人に譲ろうとしたそうだが、誰も名乗りを挙げなかったため、スクラップ処分になったらしい。
2.スロース(ロトニー・フラッテリー)を演じた故ジョン・マツザックは元NFL選手で、1981年までオークランド・レイダースでディフェンシブラインマンだった
映画では、スロースがレイダースのTシャツを着て登場するシーンも。
3.ラストシーンで航海に出ていくモデルシップのデッキにはミニチュアのR2-D2が隠されていた
IMAGE: WARNER BROS.
4.「片目のウィリー」のドクロには本物の頭蓋骨が使用された
現在この頭蓋骨は、モデルシップと共にリチャード・ドナー監督の自宅にある。
5.映画『グレムリン』が会話の中で登場する
チャンクが警察に電話をかけて、事件を通報するシーン。「殺人事件です。今度は本当です」と訴えるチャンクに対して、警察官は「またいたずら電話か。どうせ『水をかけると増殖する変な生き物がいる』と言っていた時と同じだろう」と対応した。
6.スロースのメイクには5時間ほど要したらしい。眼球はリモコンで操作されていた
顔を水にぬらすと目が動かなくなるので注意していたらしいが、海賊船のシーンで何度か濡らしてしまったそうだ。
7.リチャード・ドナー監督も警察官役としてひそかに出演していた
写真右の男性がドナー監督。
8.主人公のマイキー役をつとめたショーン・アスティンは、撮影後に映画で使用された宝の地図を貰ったらしい
残念ながら、その数年後にショーンの母親が紙くずと勘違いして、地図を捨ててしまったのだという。
9.撮影終了後、監督やスタッフたちは映画で使用された巨大ウォータースライダーを満喫した
撮影には合計で約90万ガロンの水が使用されたらしい。
Thumbnail by Pink Cow Photography/Flickr
参考記事:「Mashable」
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