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アメリカ・カリフォルニア州生まれの人気ハンバーガー店「In-N-Out(インアンドアウト)」。西海岸を中心に約290店舗を展開する大規模ファーストフードチェーンながら、「最高にフレッシュでおいしいバーガー」が食べられるお店として地元の人たちから広く愛されている。
今回は、アメリカ西部へ旅行するときはぜひ足を運んでみたい「In-N-Out」に関する豆知識をいくつか紹介したいと思う。
1.裏バーガーメニューがオーダーできる
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In-N-Outのレジに記載されているメニューは基本的に「ダブルダブル(パティとチーズ2枚ずつ)」、「チーズバーガー」、「ハンバーガー」、「フライドポテト」の4種類とドリンクのみだが、実は裏メニューを注文することができる。
例えば、「3×3(スリー・バイ・スリー)」と注文すればパティ3枚/チーズ3枚のボリュームバーガーを作ってくれる。「4×4(フォー・バイ・フォー)」は肉とチーズが4枚ずつ。また、「3×1」といえば肉3枚にチーズ1枚。
このように「パテ枚数xチーズ枚数」とオーダーして、大きさをアレンジ可能。また「ダブルミート」と注文すれば、パティ2枚/チーズ無しが出てくる。
2.昔は「100×100」が注文できた
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2004年、ラス・ベガスの店舗で「100×100」をオーダーしたクレイジーな客がいた。値段は97.66ドル(約9800円)で、総カロリー約2万。パティとチーズが100枚ずつの超巨大バーガーだ。
via whatupwilly.com
8人で2時間ほどかけてこのモンスターバーガーをすべてたいらげたらしい。
現在はバーガーの品質を保つために最大で「4×4」までしか注文できなくなっている。
3.もっと裏メニュー
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「肉、チーズ、トマト、レタス、フレッシュオニオン、特製ソース(サウザンドレッシング風)」が基本スタイルのIn-N-Outバーガー。実は、パテやチーズの枚数を増やす以外にも裏メニューを注文できるのだ。
中でも最も人気が高いのが「アニマルスタイル」と呼ばれるバーガー。
▼アニマルスタイル(Animal Style)
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・ピクルス
・特製ソース増量
・フレッシュオニオンの代わりにグリルドオニオン
・パテをマスタードでこんがり焼く
他にもたくさんのスタイルがオーダー可能:
▼プロテイン・スタイル(Protein style)
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パンの代わりにレタスでパティをはさんだ、炭水化物抜きの健康バーガー。「プロテイン・スタイル」をアニマルにすることもできる。
▼フライング・ダッチマン(The Flying Dutchman)
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・パティ2枚
・チーズ2枚
・パンなし
・好みでベジタブル追加可能
▼グリルド・チーズ(Grilled Cheese)
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スライスチーズ2枚をパンにはさんだもの。好みでベジタブルを追加できる。
ベジ―・バーガー(Veggie Burger)
その名の通り肉とチーズが入っていない。レタス、トマト、オニオンをパンで挟んだヘルシーなバーガー。
4.ミディアム・レアのバーガーがオーダー可能
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何とIn-N-Outでは、ファーストフード店なのにバーガーの焼き加減をリクエストできる。これは「トップシークレットメニュー」のオプションだ。
「ウェルダン(well done)」といえば通常よりもしっかりと焼いてくれ、「ミディアム・レア(medium rare)」だと赤身が残るくらいに調理してくれる。
5.すべての食材が新鮮
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In-N-Outは冷凍や調理済みの食材を使用せず、オーダーを受けてから生の食材を調理する。なのですべてが出来たてで野菜も新鮮。パティは自社工場で生産している。
6.ポテトにも裏メニュー
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これも店内メニューには載っていないが、「フレンチフライ」も好みに合わせてアレンジしてくれる。
・「フライズ・ウェルダン(Fries well-done)」 – カリカリに上げたポテト
・「フライズ・ライト(Fries light)」 – 通常よりもフライ時間が短い
・「フライズ・ライトウェル(Fries light well)」 – 通常よりもちょとだけ長くフライ
・「フライズ・ノーソルト(Fries no-salt)」 – 塩抜き
この他にも:
▼「フライズ・アニマルスタイル」(ポテトにグリルドオニオン、チーズ、特製ソースをトッピング)
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▼「チーズ・フライズ」
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7.ドリンクにも裏メニュー
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メニューに記載されている飲み物は、シェイク3種(バニラ、チョコ、ストロベリー)とソフトドリンクだけだが、ちゃんと裏メニューはある。
ロートビアー・フロート(root beer float)
– バニラシェイクとルートビアーのハーフ&ハーフ。
▼ナポレオン・シェイク(Neapolitan shake)
バニラ、チョコ、ストロベリーシェイクのミックス。
8.カリフォルニアで最初のドライブスルーバーガー店
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1948年にカリフォルニア州LA群ボールドウィン・パークに第1号店をオープンした「In-N-Out」。当時のファーストフード店としては珍しく、外に双方向のスピーカーを設置して、客が車を降りなくても注文できるシステムを採用していた。カリフォルニアで最初にドライブスルーを実現したバーガースタンドだそうだ。
9.従業員が長続きする
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他の大手ファーストフードチェーンと違い、In-N-Outは従業員離職率が低い。アルバイト店員の場合は平均で2年、管理職だと平均で14年間仕事を続けるという。
離職率が低い理由の一つは給料の良さにある。カリフォルニア州の店舗では一般従業員のミニマム時給が10.50ドル(約1060円)と、州が定める最低賃金(8ドル)よりも30%ほど高い。店長になると最低でも年収10万ドル(約1000万円)が約束されるらしい。
参考記事:「BuzzFeed」
[…] レッシュでおいしいバーガー」が食べられるお店として地元の人たちから広く愛されています。 [紹介元] 米人気バーガーチェーン「In-N-Out」の通になれる9つのトリビア – e-StoryPost […]