サンフランシスコから湾を隔てた対岸に位置するカリフォルニア州ベイエリアのオークランド。犯罪率が非常に高く、アメリカで最も治安の悪い都市の一つとされており、米国内ではいまだに「ワイルドウエスト」(西部の辺境地)なんて呼ばれることもある。
特に近年は、オークランド発祥の「サイドショー」(Sideshow)という集団暴走行為が大きな問題となっており、道路を占拠してドーナツターンをやったり、無意味に拳銃を発砲したりと、街中が無法地帯化することもしばしば。若者たちはそういった違法行為を撮影し、素性を隠すこともなくYouTubeなどの動画共有サイトに投稿している。
サンフランシスコの対岸約8マイルに位置するオークランド:
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「サイドショー(Sideshow)」
1980年代頃にイースト・オークランドで始まったストリートのイベント。若者が改造車を持ち寄り、レースやドーナツターン、窓から身を乗り出したまま疾走するなどの暴走行為を行う。
サンフランシスコの主要ハイウェイ「I-280」を占拠してサイドショー:
こちらは、白昼堂々と州間高速道路「880」を占拠:
反対車線から撮影された映像。数キロに及ぶ大渋滞を作り出していたらしい:
こういった暴走行為は、夜の市内でも行われている:
中には突然拳銃を発砲し始める輩も:
上の動画の5:15あたりで、カメラに拳銃を見せびらかす一人の若者。「撃ってみてくれ」と尋ねられると、何の躊躇もなく空に向けて発砲した。恐ろしいのが周囲の反応だ。すぐ側で拳銃が発砲されたというのに、ほとんど誰も気にしていない。
さらに警察がすると、集団で取り囲み罵声を浴びせ、パトカーに蹴りを入れたり、ボトルを投げつける者までいた(1:15~):
Video:「YouTube」
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