地上だろうが水中だろうが、どこの世界でも食物連鎖の上位に属せない生き物たちは苦労している。
こちらは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州都ビクトリアの沖合で撮影されたシャチによる狩りの様子。オスらしき1匹のシャチが尻尾を使って、無力なアザラシを海面約25メートル上まで打ち上げている。さすがは“海の殺し屋”と呼ばれるだけあって容赦ない。
Wikipediaによると、シャチが獲物を海面上に放り投げるのは、子供に安全な狩りの練習をさせるためだと考えられているそうだが、はっきりしたことは未だわかっていないのだという。
知能の高いシャチは、尻尾アタックの他にも高度な狩りの技術を持っている。以下は、「ウェーブ・ハンティング」と呼ばれる集団狩りのテクニック。流氷の上などでまったりしている獲物に対して、フォーメーションを組んだ泳ぎ方で大きな波を起こし、水中に引きずり落として捕食するという非常に知的な狩り技術だ。
Video:「YouTube」
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