最新テクノロジー「3D印刷技術」により、足の不自由なアヒルが普通の生活を送れるようになったというお話…。
アヒルのバターカップ(オス)は、昨年の11月にアメリカの高校の理科室で生まれた。左足が前後逆さまという障害を持って生まれたせいで、普通に歩くこともままならなかった可哀そうなアヒルだ。
まもなくバターカップは、動物保護施設「Feathered Angels Waterfowl Sanctuary」に預けられることとなった。成長しても足はねじ曲がったまま。少し外を歩き回るだけで出血してしまうような酷い状態だ。
すぐにでも何らかの救済処置が必要なのは明らかだった。そこで保護施設代表のマイク・ギャレイさんは、バターカップの足を切断して、義足を与える決心をした。
2月、バターカップの左足切断手術は無事成功。すぐに義足探しが始まる。さまざまなオプションを模索した結果、「NovaCopy」という3D印刷会社が無償で義足のデザインを引き受けてくれることになった。
足には屈曲性が必要なため、通常の3Dプリント素材であるプラスチックは適さない。そこでNovaCopyは、バターカップの兄弟の足の写真をもとに、水かきの型を作成した。足の切断部にシリコンの靴下を履かせ、そこに水かきをはめ込むことで、この義足は機能する。
そして6月29日、ついに義足が完成!こうしてバターカップは念願の足を手に入れ、生まれて初めて自由に歩き回る姿をみせたのであった。
画像:「Feathered Angels」、「Buttercup’s Facebook」
参考記事:「huffingtonpost.com」
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