中国のサムスン工場で新たな児童労働が発覚、米人権団体の報告

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サムスン製品を組み立てる中国の工場で、再び児童労働が発見された。米非営利団体「チャイナ・レーバー・ウォッチ(CLW)」が報じている。

CLWによると、サムソンの携帯電話などを組み立てる中国「HTNS Shenzhen」の生産施設で、少なくとも16歳未満の少女3人が働いていたという。この工場は、以前にも同団体から児童労働の指摘を受けている。

今回の件が発覚したのは、今年の9月にサムスンが「(同工場で)不当な児童労働は確認されなかった」との公式発表をしてから、わずか2週間後のことだ。

児童労働、月150時間の残業

▼CLWの調査員が接触した14歳と15歳の少女

CLWの調査員がインタビューした3人の少女は、自ら16歳未満であることを認めた。労働時間は、大体が朝の8時から夜の8時まで。そこに1日平均3時間の残業が加わる。

昼食時に1時間、夕食時に40分と、2時間につき10分間の休憩が与えられる。作業中はずっと立ちっぱなしだ。少女たちは3人とも、1日13時間を超える長時間労働にしていたが、支払われる手当ては、法律で定められている時間外賃金を下回るものだったらしい。1人の少女は、残業時間が150時間を超える月もあったそうだ。

▼少女たちが提示した身分証明

この少女たちの件に関して、すでにCLWはサムスンと工場に報告を出している。 サムスンは調査のため、監査員を工場に送ったそうだが、3人の少女のうちの2人はすでに働いていないらしい。少女をサムスン側に接触させないための隠ぺい工作ではないかと、CLWはみている。

最近、アップル下請けのフォックスコン工場をはじめとする、いわゆる“搾取工場”の劣悪労働環境が問題視されている。先進国の消費者たちが、手頃な値段でハイテクガジェットを手に入れられるという恩威を受けている陰で、弱い立場の労働者たちが、場合によっては子供たちが犠牲になっているのも事実だ。

ソース:「Chine Labor Watch 調査リポート

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