熱波の影響により、アメリカ南西部の州が記録的な猛暑に見舞われている。
中でもカリフォルニア州のデスバレー(Death Valley)が桁違いに暑く、LAタイムズ紙によると、30日には国立公園局の温度計が54℃以上を観測したという。さらに同日、海外掲示板「Reddit」に55℃超えを示す画像が投稿され話題となった。
▼華氏132度(55.5℃)を示すデスバレーの温度計:via imgur.com
上の画像の投稿主によると、この日の地面の温度は90℃にまで達し、サンダルや安物のスニーカーは溶けてしまったらしい。まさに地面の上で目玉焼きが焼けるほどの暑さとはこのことだ。
死の谷・デスバレー
▼海抜はマイナス86m:photo by John Bruckman
2012年に、世界気象機関(WMO)から「世界一暑い場所」として認定されたデスバレー。ちょうど100年前の1913年7月10日には、地球上で観測された史上最高気温の56.7℃を記録した灼熱の砂漠地帯だ。
デスバレーは、北米で最も低い土地であり、最も乾燥した土地でもある。海抜は低いところでマイナス86メートル、年間降雨量はたったの60mm程度。人間が住むのに最も適さない環境といえるが、公園やリゾートの職員、ネイティブ・アメリカンなど500人ほどがこの地域に暮らしているという。
▼塩の平原:via imgur
デスバレーはクリスマス前後に観光のピークを迎える。
Thumbnail by discopalace via Flickr
参考記事:「LA Times」
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