自称ハッカー男が「ハッキング祭り」の餌食に!![インド]

「口は災いのもと」とつくづく思う。新年早々、インドのコンピュータ学校経営者で自称“ハッカー”のAnkit Fadia氏が、不特定多数のインド人ハッカーから繰り返しサイバー攻撃を受けたとメディアが報じている。

Fadia氏は、「Ankit Fadia Certified Ethical Hacker 」 というエシカル・ハッカーの資格を発行する学校を運営している。そこでは、セキュリティー技術者に必要なツールやテクニックなどを実践的に教えているそうだ。またFadia氏は、「インドMTV」のテクノロジー番組「What The Hack」にもレギュラー出演していて、番組出演時には決まって、

「私のシステムをハッキングできるやつがいたら、賞金を支払ってもいい」

と豪語していたという。

サイバー攻撃にあったFadia氏のWebサイト

その高慢な態度が原因となり、インド中の若きハッカーたちによる「ハッキング祭り」の餌食に。まず、ハッカー・コミュニティー「Team GreyHat」のメンバー多数が、Fadia氏が運営するサイトアカウントに侵入し、個人情報を盗み出した。それから間もなくして、今度はコード・ネーム”нα¢кєя”を名乗るハッカーが、ホストサーバーをハック。

一連のサイバー攻撃で、Fadia氏の公式サイトから極秘ファイルや生徒の個人情報、データベース情報(DB名、ユーザー名、パスワード)などの機密情報が大量に流出し、ネット上にばら撒かれてしまったようだ。事態はFadia氏個人の被害だけにとどまらず、同じホストサーバーを利用していた2508個のサイトの情報も、同じく漏洩したという。

これまで地道に積み上げてきた、Fadia氏のセキュリティー・スペシャリストとしての評判が、一気に地に落ちる結果となった。

今回の事件でハッキングに成功した人数は、100人にも上るといわれている。果たしてFadia氏は、約束どおり賞金を支払うだろうか?

ソース:http://news.softpedia.com/news/Certified-Ethical-Hacker-Ankit-Fadia-Hacked-by-TGH-245677.shtml

Comments

  1. この世にハッキング不可能なものなんてないと思う。
    その気になれば銀行もハッキングされる時代ですし。

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