「ファッション×ソーシャル」のFacebookキャンペーン: 「いいね!」の数をリアルタイムで表示するハンガー

Courtesy of C&Aブラジル

「いいね!」の数は、日常生活の意思決定に、どれほどの影響をあたえるのか。例えば、「いいね!」を多く獲得したダイエット法と、そうでないダイエット法、どちらを試してみたいと思うだろう。それが洋服の場合だとどうだろうか?

ファッション小売チェーンのC&Aが、Facebookのバイラル機能を買い物客の意思決定に直接結び付けようとするマーケティング・キャンペーンを、ブラジル店舗で開始した。「FashionLike」と呼ばれるこのFacebookキャンペーン、ユーザーがC&Aのウェブサイト『C&Aブラジル』で商品に「いいね!」をすると、実店舗にあるスクリーン搭載の「商品ハンガー」に反映される仕組みとなっている。

どちらのジャケットを購入しようか迷っている際に、リアルタイムでFacebookユーザーのフィードバックを参考にできるというわけだ。「いいね!」をたくさん獲得したバイラルなジャケットにするか、それとも個性をつらぬいて人の好みとは違うジャケットを選ぶか。

「いいね!」の獲得数は、商品を選ぶ際にそれなりの判断材料になる。少なくとも、店側が一方的に掲げる「これ売れてます!」のような立て札よりは、よっぽど信憑性があるように思う。

ただ、このキャンペーンには、1つ大きな問題点がある。もし誰かが、違う商品を違うハンガーにかけてしまったら・・・。

まだまだ改善点はあるものの、Facebookと日常生活をより近づけようとするC&Aのアイデアは、非常に斬新で面白い。今後、こういったトレンドは、ますます盛んになっていくだろう。

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