音楽と同じで、文学作品は読む人によって良し悪しの判断基準や感想が異なり、好みが大きくわかれる。なので、「どの本が最も優れているか?」なんてことを決めるのは難しいし、あまり意味がない。とはいえ、死ぬまでに読んでおいた方が良いという傑作中の傑作はある。たくさん存在する。
以下は、ノーマン・メイラーやジョイス・キャロル・オーツなど英米の有名作家125人が選んだ「史上最高のフィクション本」ランキング。古今東西の作品からそれぞれの作家にトップ10をチョイスしてもらい、その順位に基づいてポイントを振り当て(1位=10pt、10位=1pt)、ランク付けしたものだ。
とりあえず名作を読み漁りたいという人はぜひ参考に…:
20世紀の作品ベスト10
by porschelinn/Flickr
- 『ロリータ』 – ウラジーミル・ナボコフ
- 『グレート・ギャツビー』 – F・スコット・フィッツジェラルド
- 『失われた時を求めて』 – マルセル・プルースト
- 『ユリシーズ』 – ジェイムズ・ジョイス
- 『ダブリン市民』 – ジェイムズ・ジョイス
- 『百年の孤独』 – ガブリエル・ガルシア=マルケス
- 『響きと怒り』 – ウィリアム・フォークナー
- 『灯台へ』 – ヴァージニア・ウルフ
- 『フラナリー・オコナー全短篇』 – フラナリー・オコナー
- 『青白い炎』 – ウラジーミル・ナボコフ
19世紀の作品ベスト10
- 『アンナ・カレーニナ』 – レフ・トルストイ
- 『ボヴァリー夫人』 – ギュスターヴ・フローベール
- 『戦争と平和』 – レフ・トルストイ
- 『ハックルベリー・フィンの冒険』 – マーク・トウェイン
- 『チェーホフ全集』 – アントン・チェーホフ
- 『ミドル・マーチ』 – ジョージ・エリオット
- 『白鯨』 – ハーマン・メルヴィル
- 『大いなる遺産』 – チャールズ・ディケンズ
- 『罪と罰』 – フョードル・ドストエフスキー
- 『エマ』 – ジェーン・オースティン
作家トップ10(選ばれた作品数が多い順)
- ウィリアム・シェイクスピア(11)
- ウィリアム・フォークナー(6)
- ヘンリー・ジェイムズ(6)
- ジェーン・オースティン(5)
- チャールズ・ディケンズ(5)
- フョードル・ドストエフスキー(5)
- アーネスト・ヘミングウェイ(5)
- フランツ・カフカ(5)
- (タイ)(tie) ジェイムズ・ジョイス、ウラジーミル・ナボコフ、マーク・トウェイン、ヴァージニア・ウルフ、トーマス・マン(4)
作家トップ10(ポイント順)
- レフ・トルストイ(327)
- ウィリアム・シェイクスピア(293)
- ジェイムズ・ジョイス(194)
- ウラジーミル・ナボコフ(190)
- フョードル・ドストエフスキー(177)
- ウィリアム・フォークナー(173)
- チャールズ・ディケンズ(168)
- アントン・チェーホフ(165)
- ギュスターヴ・フローベール(163)
- ジェーン・オースティン(161)
ソース:「brainpickings.org」
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