アノニマスがデスクトップOS「Anonymous-OS」をリリース

Anonymous is Friendly?

By liryon via flickr

ハックティビスト集団「アノニマス」が、謎の行動を開始した。先日、アノニマスの一部のメンバーが、ハッキングツール満載のOS 「Anonymous-OS」をリリースした。

このアノニマス-OSは、「Ubuntu11.10」をベースにしたLinuxディストリビューションで、インターフェースには「MATE」を採用している。ビルト・インのハッキングプログラムが多数組み込まれており、DDoS攻撃やパスワード・クラッキングをシュミレーションできるらしい。

このOSの「About」ページを見てみると、プログラムは“教育目的”で開発されており、実際のサイバー攻撃には使用しないように勧めている。

現時点で、すでに40,000件近くがダウンロードされている。

anonymous-os

非常に興味をそそられるプログラムだが、迂闊にダウンロードするのは止めたほうがよさそうだ。他のアノニマスメンバーも、そう勧めている。

アノニマスのTwitterアカウントの1つ「@anonops」は、「Anonymous-OSは偽物で、“トロイの木馬”が仕込まれている」として注意を呼びかけた。

Anonymous-OSを提供している「SourceForge」のページを見ると、ユーザーレビュー欄には「偽物だ」という書き込みが多い。ユーザー評価も50%といったところだ。

本物、偽物どちらにせよ、しばらくの間は様子を見たほうがよさそうだ。

追記(3月16日): SourceForgeは早速「Anonymous-OS」の公開を停止した。複数の専門家がOSのレビューをしたところ、やはりセキュリティー面で危険性があったようだ。

Speak Your Mind

*

Top