原子レベルで撮影された世界一小さな映画

世界最小の映画

以下は、2013年にIBM研究所が公開した「A Boy and His Atom(少年と彼の原子)」というナノ世界のショートムービー。なんと原子を使って作成された作品で、世界最小のストップ・モーション映画としてギネス世界記録に認定されている。

この作品は、「走査型トンネル顕微鏡(STM)」を使って撮影されたものだ。STMとは原子を1億倍に拡大して観察できる巨大な実験用ツール。その重さは2トンで、摂氏マイナス268度で動作する。IBMはこの顕微鏡を使って、銅表面上に置かれた一酸化炭素分子を動かしながら静止画像を撮影し、合計242コマを映画に使用した。

▼作成過程の詳しい説明

映画の完成には、4人の研究者が1日18時間ずつ、合計9日を要したという。

Video:「YouTube

参考記事:「IBM

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