ちょうど1世紀前のオリンピック代表選手たちの写真
ついにロンドン五輪が始まりました。今大会は、通算第30回目の夏季オリンピックです。
ちょうど今から100年前、スウェーデンの首都ストックホルムで第五回オリンピック競技大会が開催されました。日本がはじめてオリンピックに参加した記念すべき大会です。1912年といえば、日本では明治から大正に移り変わった年。世界では、清朝が滅亡し、タイタニック号が北大西洋で沈没した年です。
この100年でスポーツ界は急激な成長を遂げました。アスリートたちの見た目や体つきもずいぶんと変化しています。
そこで今回は、米国議会図書館 のアーカイブから、ストックホルム大会に出場したオリンピック代表選手たちの写真を紹介します。今の選手と比べると、少し「アスリートっぽくないな」と感じるかもしれません。
水泳
・男子水泳
水泳のアメリカ代表選手たち。まだスピード(SPEEDO)の競泳用水着が誕生する前の時代だ。
・女子水泳
女子100メートル自由形金メダリストのファニー・デュラック選手と、銀メダリストのウィルヘルミナ・ワイリー選手。二人ともオーストラリアの代表選手だ。ストックホルム大会の出場選手2406名中、女性選手はわずか47名だった。
陸上競技
アメリカの陸上競技代表選手たち。
・競歩
10km競歩の金メダリスト、カナダ代表のジョージ・グールディング選手(写真右)
・ハンマー投げ
ハンマー投げ銅メダリストのC.C. Childs選手(左)とSimon Peter Gillis選手(右)。
サッカー
ストックホルム大会で金メダルを獲得したイギリス代表チーム
テニス
ノルウェー代表のモーラ・ビュルステット・マロリー選手。全米選手権の女子シングルス大会最多優勝記録「8勝」を樹立した選手だ。ストックホルム大会では、銅メダルを獲得した。
綱引
「綱引(Tag of War)」は1920年のアントワープ大会まで正式競技種目だった。写真はイギリス代表(左)。
レスリング
ライトヘビー級のMartin Klein選手(ロシア)とAlfred Asikainen選手(フィンランド)。2人の試合は11時間40分にもおよんだ。
画像ソース:「Wikipedia」、「Library of Congress」
100年でこんなにも変わるのもか・・・