デンマークのフリーダイバー、スティッグ・セベリンセンさんが、分厚い氷に閉ざされた極寒の湖の中を、海水パンツのみの姿で76.2m泳ぎ、ギネスの世界記録を樹立した。もはや超人としか言い表しようがない。
セベリンセンさんが決死のチャレンジを決行したのは、未だかつて誰も潜ったことがない東グリーンランドの氷結湖。その表面は厚さ1メートルの氷に覆われている。
▼氷の世界
▼数秒で体が麻痺するような水温の中を平泳ぎで進む
「心までが体のように固まってしまうわけにはいかない。パニックになったら一巻の終わりだ」、セベリンセンさんはそう自分に言い聞かせながら進み続けた。
▼ゴールの穴を見つけて浮上
セベリンセンさんが潜水していた時間は1分26秒。普通の人間なら指先を浸けているだけでも耐えがたいような水温だ。今回のチャレンジは、「氷結湖で最も長く素潜りした記録」としてギネス世界記録に認定された。
この他にもセベリンセンさんは、水の中で22分間息を止めたことで「最も長い呼吸停止潜水」の世界記録も持っている。
これぞ本物の超人だ。
Video:「YouTube」
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