盛大に執り行われたロンドンオリンピック開会式。ミュージカル、文学、歌など英国文化がすべて詰まった大盛り上がりの3時間だった。
その中でも「英国らしい」と特に評判なのが、イギリスの国民的ヒーローである007のジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)とエリザベス女王が夢の競演を果たした映像演出だ。
会場の大型モニターに映し出されたバッキンガム宮殿の映像。そこにジェームズ・ボンドが颯爽と登場する。ボンドは、宮殿からエリザベス女王を連れ出しヘリコプターに乗り込む。そして2人は国民が見送る中、オリンピック開会式の会場へ・・・。
会場のモニター画面がオリンピックスタジアム上空の映像に切り替わると、空には1機のヘリコプターが登場。次の瞬間、何とエリザベス女王がボンドと共にヘリコプターから飛び出した。会場には『007』のテーマ曲が鳴り響いている。
ユニオンジャックのパラシュートが見えなくなると、映像と同じ服装のエリザベス女王がスタジアムに姿を見せられ、会場は大歓声に包まれた。
「女王がスカイダイビングで会場入りする」というあまりにも斬新な演出に、世界中の人が仰天したに違いない。
ロンドンオリンピックの今年は、エリザベス女王2世の即位60周年であると同時に、『007』シリーズの50周年。まさに、英国にとって記念すべき年だといえる。
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動画ソース:「youtube.com/watch?v=1AS-dCdYZbo」
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