世界の玩具の70%近くを製造する、おもちゃ大国の中国。人件費の上昇などでその地位が揺らぎつつあるとはいえ、そこで製造された玩具は、今年も世界中の子供たちのクリスマスプレゼントになる。子供たちにとっては、ある意味ノースポールにあるサンタクロースのおもちゃ工場みたいなものだ。
だが、そこで働いているのはもちろん妖精たちじゃない。過酷な条件下で働く出稼ぎ労働者たちがほとんどだ。そんな中国おもちゃ工場の日常をとらえた写真がとても興味深い。撮影者のミシェル・ウルフさんは、自身のポートフォリオを「リアル・トイストーリー」と呼んでいる。
中国おもちゃ工場の1日
▼出社時には長蛇の列が
▼黙々と働く作業員たち。女性の数が圧倒的に多い
▼赤ちゃん人形の組み立て
▼十代にも見えるような若い女性も働いている
▼ランチ休憩。何を食べているのだろう?
▼とにかく人が多い。写真だけでも喧噪さが伝わってくる
▼しばしの休憩
▼組立途中の赤ちゃん人形を抱いて寝ている
▼作業再開
▼子供たちに大人気の「スポンジ・ボブ」
▼世界のあらゆる人気キャラがここで生産されている
▼椅子を二つ組み合わせて器用に座る作業員。
これはさすがに危険。椅子ぐらい買ってあげて欲しい
▼作業員たちが暮らす寮
労働搾取などと言われしばしば問題視される中国の工場だが、この写真を見て想像していたよりもどこか明るい印象を受けた。
画像:「http://imgur.com/a/wrIds」、「photomichaelwolf.com」
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