ヨウムは5歳児並みの知能を持っているらしい

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Email this to someone

ヨウム

「鶏は三歩歩くと忘れる」や「鳥頭」など、記憶力の弱さを形容する際に使われたりする鳥類だが、アフリカ西海岸の森林地帯に生息する大型インコの「ヨウム」は非常に頭が良い。人間とコミュニケーションを取る能力があるとされ、子供並みの知能を発達させる個体もいるという。中でも有名なのが、動物心理学者のアイリーン・ペッパーバーグ博士が30年間にわたり飼育していたヨウムの「アレックス(Alex)」だ。

以前は、言語の概念をある程度理解するには霊長類の脳が必要で、鳥はただ人の言葉を無意識に真似ているだけだ、と考えられていた。しかしペッパーバーグ博士とアレックスのおかげで、鳥にも言葉の意味を理解して使用できるだけの頭脳があるらしいことが明らかとなる。

ペッパーバーグ博士によると、アレックスは5歳児並みの知性と2歳児並みの感情を持っていたという。例えば:

  • 50種類の物体を見分けられる
  • 6つまで数えることができる
  • 7種類の色と5種類の形を区別できる
  • 「大きい/小さい」、「同じ/違う」などいくつかの言葉のコンセプトを理解できる

他にも約150語のボキャブラリーを記憶し、自分が話す単語の意味をちゃんと理解していたとされている。

またアレックスは、実験やテストに飽きてくると「帰りたい(Wanna go back)」と言って、鳥かごに戻りたいという意思を表していたという。さらに、「バナナが欲しい(Wanna banana)」と口にする時もあったらしく、そこで博士が代わりにナッツを与えると、アレックスは無言でそれを見つめて再びバナナを要求するか、もしくはナッツを咥えて博士に投げつけるなどしていたそうだ。

2007年に31歳で死去したアレックス。亡くなる前の日には、「良い子でね。また明日。愛してるよ」(You be good, see you tomorrow. I love you)という最後の言葉を博士に告げたと伝えられている。

▼ヨウム

画像: Keith Allison/Flickr

参考記事:「Allen School」、「Wikipedia

Top