あまり知られていないエリザベス女王に関する豆知識6つ

エリザベス二世

4月21日に88歳の誕生日を迎えるイギリスのエリザベス二世女王。すでに相当なご高齢だが、さまざまな公式行事に参加するなどまだまだアクティブな生活を送っている。今回は、そんな女王様に関する興味深い豆知識や裏話をいくつか紹介。

1.パスポートを持っていない

エリザベス二世 パスポート 1by Commonwealth Secretariat via Flickr

1952年の即位以来、110ヵ国以上を訪問してきたとされるエリザベス女王だが、実はパスポートを所有していない。そもそもイギリスのパスポートは女王の名ものとに発行されているので、本人は必要としないのだ。日本でも同じく、天皇陛下はパスポートを持っていない。

また以前、スコットランド・バルモラル城周辺で女王自らレンジローバーを運転する姿が報じられていたが、女王は運転免許証も必要としない。

2.第二次大戦中は軍用トラックの運転手だった

エリザベス二世 トラック運転手

第二次世界大戦真っただ中の1945年2月、英国女子国防軍に入隊した当時18歳のエリザベス王女は、エリザベス・ウインザー第二准大尉として軍用車両の整備などに従事したほか、軍用トラックの運転も行っていた。

以下、ウィキペディアより引用:

それまでの女性王族は、軍などにおいて肩書きが与えられたとしても、名誉職としての地位に過ぎないというケースが慣例だったが、イギリス本土への上陸の危機という事態を受けて、エリザベスはその慣習を打ち破り、他の学生たちと同等の訓練を受け、軍務に従事する初めてのケースとなった。エリザベスは、一般の兵士とまったく同じ待遇をされることを非常に喜び、これらの経験をもとに、自分の子供たちも宮廷で学ばせるより、一般の子女たちと同じ学校に通わせることを決意したという

3.誕生日が2つある

エリザベス二世 誕生日by Jon’s pics

エリザベス・アレクサンドラ・メアリーの実際の誕生日は4月21日。だがイギリス連邦の国々では、「女王の公式誕生日」がまた別の日(5月か6月)に定められている。例えば英国の場合では、6月の第1、第2、もしくは第3土曜日のいずれかが公式誕生日とされ、毎年盛大な祝賀行事が行われる。

実際の誕生日は家族でプライベートなお祝いを楽しむそうだ。

4.40年前にEメールを利用

エリザベス二世 メールby BiblioArchives / LibraryArchives via Flickr

エリザベス女王が初めて電子メールを使用したのは、ほとんどの人がその存在すら知らなかった1976年。英研究機関「Royal Signals and Radar Establishment(RSRE)」の協力のもと、現在のインターネットの起源であるARPANET(アーパネット)を介してメッセージを送信したそうだ。メッセージの内容は明かされていない。

女王は初めてEメールを使用した国家元首だと考えられている。

5.女王に拳銃を向けた17歳

エリザベス二世 空砲

1981年6月13日、女王の公式誕生日を祝う行事でのこと。馬に乗ってパレードに参加していたエリザベス女王がザ・マルを行進していたところ、突然銃声が鳴り響いた。

犯人は当時17歳のマーカス・サージェント。ケネディー大統領やジョン・レノンの暗殺犯に酔狂していたらしく、女王に向けて6発の空砲を発砲したそうだ。幸いけが人はなく、犯人はすぐに警察に取り押さえられ、刑務所の精神病棟で3年間を過ごすこととなった。

女王は特に取り乱すことなく、乗っていた馬を落ち着かせ、そのままパレードを続けたという。

6.男が女王の寝室に侵入

バッキンガム宮殿by dtwright via Flickr

1982年7月9日、当時31歳で無職のマイケル・フェイガンという男が排水管からバッキンガム宮殿に不法侵入し、エリザベス女王の部屋に忍び込むという事件があった。

女王が目を覚ますと、フェイガンは腕から血を流しながらベッドの端に腰かけていたのだとか。咄嗟の出来事にさぞ驚いたことだろうが、女王様は何とそのまま侵入者と10分以上に渡り会話したそうだ。男は家庭の事情や子供たちのことを語ったという。エリザベス女王はその間に宮殿警察に連絡したそうだが、なかなか到着せず。しばらくしてからフットマン(使用人)が寝室に現れ、ようやく騒ぎが解決した。

警察の調べで、フェイガンは事件の数週間前にも宮殿に侵入し、ワインなどを盗み飲みしていたことが明らかになった。その後、男は別件で逮捕され半年間精神病院に収容されたという。

参考記事:「history.com

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