【動画】無人自動車「Shelley」がプロ並みのタイムでレースコースを疾走、直線で193km超え

 

ちょっと前に、Googleの無人自動車が無事故で48万kmを走破して話題になりましたが、米スタンフォード大学の無人自動車も負けていません。少なくともスピードに関しては。

無人自動車シェリー

先日、スタンフォード大学が開発を進める無人自動車「Shelley(シェリー)」が、米カリフォルニアのレーストラックでテスト走行を実施したところ、プロレーサー並みのタイムでコースを完走したようです。4.8kmを2分30秒以内で走り、直線での最高速度は時速193kmにも達したといいます。

シェリーは、「アウディ TTS」をモデルにした無人自動車で、スタンフォード大の「Dynamic Designs Lab」とフォルクスワーゲンの「Electronics Research lab 」が共同開発するもの。

今回レーストラックでシェリーが選択したルートは、プロのドライバーが選択するのとほぼ同じだったようです。それでもまだ人間ドライバーの方が数秒早いタイムを出しているとか。その理由は、シェリーにプログラムされた操縦ソフトウェアにあるようです。

シェリーのプログラムは、コースの最短距離を計算して、それに完璧に従うためにスピードやブレーキを調整します。一方で、人間のドライバーは、感覚や直感をたよりにするため、常に最短距離を走るわけではありません。一つ先のターンを曲がりやすくするために、前のコーナーを少し大回りに曲がったりします。これが、人間の方が少しだけ早く走れる理由だそうです。

研究チームは、このギャップを縮めるため、運転時のドライバーの脳波や体温、心拍数といったデータをソフトウェアに反映させ、シェリーの改善に取り組んでいくようです。

ソース:「http://news.stanford.edu/pr/2012/pr-shelley-autonomous-car-081312.html

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