最高時速36kmで急な坂道もらくらく登れる、実用的な電気スケートボード

電気スケートボード ブーステッド・ボード

どこへでも持ち運びできるほど軽く、遠くまでスイスイ行けるほど高性能。電気スケートボードは、実用的な移動手段のひとつになるか?

いろいろな乗り物が電気化する時代、その波はスケボーの世界にも押し寄せている。 複数のブランドが電気スケートボードの開発に着手する中、最近注目を集めているのが、米「Boosted Board(ブーステッド ・ボード)」が商品化を進める電気モーター搭載のロング・ボードだ。

ブーステッド ・ボードの宣伝文句は、「世界一軽いEV」。スポーツや遊び道具としてではなく、実用的な移動手段としてのスケートボードを目指している。

Boosted Board – ブーステッド ・ボード

電気スケートボード ブーステッド・ボード1

ブーステッド ・ボードは2000W(2.6馬力)の電気モーターを搭載している。最高時速は約36キロメートル。2時間の充電で最大9~10kmの距離を走行できる上に、急な坂道でも難なく登れる優れものだ。

ボードの操作は、手のひらサイズのリモコンで前進、バック、ブレーキが簡単に行える。雨に濡れても、モーターや電気部品には問題ないという(ボードやベアリングにはよくないが)。

▼ボードのリモコン電気スケートボード ブーステッド・ボード リモコン

ブーステッド ・ボードの最大の魅力は、高性能なくせに超軽量なところ。重さはわずか6kg程度、サイズも薄くそれほど大きくないため、電車やバス、店内に持ち込んでもほとんど邪魔にならない。

自転車のように停めておく場所を気にする必要もないので、街中での移動に最適だ。ボードで通勤・通学というのもありかもしれない。夏場のちょっとした遠出でも、汗だくになることなく、目的地までたどり着くことができる。

とても便利そうなブーステッド ・ボードだが、最大の問題はやはり安全面。あくまでもスケートボードなので、自転車のように誰でも簡単に乗りこなせるわけではない。それなりに練習しないと、転んで怪我をしたり、通行人にぶつかって怪我をさせたりする羽目になる。

ブーステッド ・ボードの価格は1299ドル(約13万円)とやや高め。今年の冬に出荷を開始する予定だという。

ソース:「boostedboards.com

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