スウェーデンの首都ストックホルムから約70km北にウプサラという都市がある。北欧最古の大学であるウプサラ大学で有名な大学街だ。
そのウプサラの郊外にはフログスタという地域があるのだが、そこでは午後10時に誰かが大声で叫ぶと、近所の住民たちがまるでオオカミの遠吠えのように次から次へと叫び声を上げ始めるらしい。
Wikipediaによると、これは「フログスタ・スクリーム」と呼ばれる数十年に渡り続いてきた地域の風習。近所に住む学生たちは毎晩10時になると窓やバルコニー、屋上から叫び声をあげる。
この奇妙な風習が何をきっかけに始まったのかは定かではない。テスト期間中のストレス発散として始まったという説もあれば、1970年代に自殺した生徒を追憶するためのものだとする意見もある。
どちらにせよ、何も知らない旅行者が偶然フログスタ・スクリームに出くわしたなら相当びっくりするに違いない。
Video:「YouTube」
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