こちらは、ポーランドのワルシャワで活動するフォトグラファー/アーティストのPablo Zaluskaさんが制作したアートフィルム。石鹸のシャボン玉を摂氏マイナス5℃~10℃で凍らせて、その様子を高画質カメラで撮影したものだ。
それぞれのシャボン玉が様々なパターンの模様を描きながらフリーズし、まるでアート作品のような姿に変身していく様子が、とても神秘的で美しい。
Zaluskaさんによると、このプロジェクトへのインスピレーションは、3歳の娘との何気ない会話から生まれたという。
ある寒い冬の日、娘が外出する際にジャケットを着ることを嫌がったらしい。「外はすごく寒いんだよ」と告げたところ、「どれくらい寒いの?」と素朴な疑問が返ってきたそうだ。そこでZaluskaさんは、幼い子供の好奇心を満足させるべく、こんな風に答えた。
「とても寒くて、シャボン玉が凍りつくほどさ。すごく綺麗なんだよ」
キラキラと輝く娘の目を見て、Zaluskaさんは凍るシャボン玉の撮影を決めたという。
Zaluskaさんいわく、シャボン玉が割れることなく綺麗に凍りつく確率はたったの5~10%ほどだったらしく、撮影の際はマイナス15℃の部屋で我慢強く待ち続けるのが大変だったとしてる。
Video:「Vimeo」
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