「イタヤラ」という魚をご存じだろうか?カリブ海やブラジル沿岸などに生息するハタ科の魚で、体重360キロ、体長2.5メートルにまで成長することもある巨大魚。ゴリアテ・グルーパーや大西洋巨大ハタとも呼ばれる。
そんな巨大魚が1.2メートルのサメを丸呑みしている映像がYouTubeに投稿され大きな話題になっている。
この映像は米フロリダ州ボニータ・スプリングス沖で撮影されたもの。釣り人が小型のサメを釣り上げようと奮闘していたところ、突然大きな黒い影が水面に浮上。一瞬でサメを飲み込んで、海の中へと消えていった。
1メートル以上の生物を一口でパクリといくなんて恐ろしい光景だが、イタヤラはあまり動き回らない魚で、普段はサンゴ礁にへばりついているとか。成長が遅く、捕獲するのも比較的簡単で、近年その数が大幅に減少したため、国際自然保護連合から絶滅寸前種に定められている。
▼とにかくでかい
photo by Florida Keys–Public Libraries
『ナショナル ジオグラフィック』誌によると、現在フロリダ沿岸ではイタヤラの捕獲は禁止されているという。
Thumbnail by Gerald Carter/Flickr
Video:「YouTube」
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