「たばこのおまけ」から学ぶ100年前のライフハック12個

100年前のライフハック

上の画像は、20世紀初頭にイギリスのタバコ会社ギャラハーが、煙草のおまけとしてパッケージに封入していた「たばこカード」の一例。簡易消火器の作り方や取れなくなった指輪の抜き方など、知っていれば役に立ちそうな知恵やハウツーがイラスト付きで記載されており、時代を感じられて何だか面白い。

便利なテクノロジーや機械があまりなかった頃に作られたものなので、今では役に立たなくなってしまった知識もあるかもしれないが、特に印象に残った12個を以下に取り上げてみた。

1.風の中でマッチを着火する方法

100年前のライフハック マッチ

上のイラストのように、マッチの頭付近の棒部分にいくつか裂け目を入れておけば、風の中での着火がある程度容易になる。

2.消火器の作り方

100年前のライフハック 消火器の作り方

約1.8リットルの水に対して、450グラムの塩と225グラムの塩化アンモン石を溶かし、出来上がった液体を1リットル程度のガラスビンに分ける。火災が発生した際には、ビン1~2本を炎の中に投げ入れる。

3.重いジョッキの持ち方

100年前のライフハック ジョッキの持ち方

ジョッキの正しい持ち方はイラスト右。

4.コルクをフィットさせる方法

100年前のライフハック コルク

コルクがボトルにはまらな場合、ナイフなどを使って削るのはNG。靴の裏で踏みつけて圧力をかければ、サラサラな表面を傷つけることなく、コルクを小さくできる。

5.トゲの抜き方

100年前のライフハック トゲの抜き方

口の大きなビンに熱湯を縁近くまで注ぎ、トゲの刺さった部分を強く押し当てる。

6.ワインを冷やす方法

100年前のライフハック ワインを冷やす

氷がない場合は、ワインボトルをタオルで包み、バケツに入れて冷水に浸す。10分ほどで準備バッチリ。

7.ヒビの入った卵をゆでる方法

100年前のライフハック 卵

酢を少々水に加えてボイルすれば、中身が割れ目からこぼれにくくなる。

8.油絵の汚れを落とす方法

100年前のライフハック 油絵

まず埃を払ってから、切ったジャガイモ(生)の表面でやさしくこする。泡は柔らかい布でふき取り、リンシードオイルを塗ってフィニッシュ。

9.バターを調べる方法

100年前のライフハック バター

紙の上に少量のバターを乗せ、火をつける。それが純正のバターなら美味しそうな香りがするが、もしマーガリンが混ざっている場合は不快な脂のような臭いがする。

10.できたてのパンを薄く切る方法

100年前のライフハック パンを切る

パン切り包丁を熱湯に浸し、十分に熱されたところで水気を素早くふき取る。これで、柔らかくてしなやかな出来たてパンを薄いスライスに切りやすくなる。

11.固くて抜けないガラス栓を外す方法

100年前のライフハック ガラス栓

頑丈な糸を固定された場所に結び付け、ボトルの首部分を熱くなるまでこする。こうすることでガラスが熱膨張し、栓が緩くなる。

12.逃げた馬を捕まえる方法

100年前のライフハック 馬

絶対に慌てて馬の前に飛び出さないこと。馬の横を並走しながら、近い方の手で馬車のシャフトを握り、もう片方の手で手綱を掴んで引く。飛び跳ねたり、腕を振ったり、大声を出したりする行為は、馬が怯えるだけなのでやらないように。

参考記事:「Twisted Sifter

Speak Your Mind

*

Top