サイレント映画時代の「トリック撮影」はこんな感じだった

サイレント映画 トリック

サイレント映画は、19世紀終盤に映画が発明されてから20世紀序盤にトーキー(音声)が登場するまで主流だった音のない映画。チャーリー・チャップリンやハロルド・ロイドの作品などが非常に有名だ。

以下は、サイレント映画時代に使われていた特撮・トリック撮影の手法。海外掲示板RedditのユーザーAuir2blazeさんが、映画板/r/moviesのスレッドで画像を使いながら様々なパターンを解説し、大きな話題となっていた。

1.『ロイドの要心無用』 (Safety Last! )

▼トリック

ビルの時計台からぶら下がるシーン。『ロイドの要心無用』が制作された頃は、グリーンスクリーンや背面投影で偽の背景を挿入するのが困難だったため、実際にビルの屋上にセットを作り、遠近法を使って撮影したという。

2.『モダン・タイムス』(Modern Times)

▼トリック

マットペイントを使った良い例。カメラの前に設置されたガラスに背景の一部が描かれている。

3.『Ella Cinders』

▼トリック

黒塗りのガラスをカメラの前に置いて、顔半分を別々に撮影している。女優の顔やカメラを同じポジションからシフトしないようにするのが撮影のカギだったという。

4.『小公子』

▼トリック

メアリー・ピックフォードが自分自身の頬にキスをするシーン。

5.The Black Pirate

▼トリック

ナイフが裏の滑車と重りにつながっている。帆を揺らすのには、飛行機のプロペラを使用したらしい。

参考:「Reddit

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