15億円のモネの絵画に拳で穴をあけた男に実刑判決

モネ 絵

アイルランドのダブリン巡回裁判所が今月2日、クロード・モネの名画に故意にダメージを与えたとして、49歳の男性に懲役5年の実刑判決を言い渡した。

事件が起こったのは2012年6月。アイルランド在住のアンドリュー・シャノンが国立美術館を訪れた際に、展示されていたモネの絵を拳で破った。被害にあったのは1874年に描かれた「Argenteuil Basin with a Single Sailboat」という作品で、約800万ポンド(15億円)の価値があるとされている。名画の真ん中あたりには大きな穴が空いてしまった。

▼監視カメラの映像モネ 絵 破る

シャノンは裁判で「めまいがして転んでしまった」と事故を主張したが、目撃者の証言や監視カメラの映像などから陪審員たちは故意によるものだとして有罪と判断。被告には5年の禁固刑の他、あらゆる美術館への15ヵ月間の立ち入り禁止が命じられた。

破壊されてしまったモネの絵だが、2年間にわたる美術館の修復作業の後、無事に元の姿を取り戻した。

モネ 絵 修復

モネ 絵 修復1

モネ 絵 修復2

キリスト様にはならなかったようだ。美術館の展示品には触るべからず。

参考記事:「HUH

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