「息子をもらってください」、ネット上で子供の貰い手を募集した母親が逮捕 – アメリカ

クレイグズリスト

電化製品や車などはもちろんのこと、住居やいかがわしいサービスまで、欲しいものはほぼ何でも見つかるインターネット市場だが、3歳の男の子はどうか!?

米テキサス州で、ローカル情報交換サイト「Craigslist(クレイグスリスト)」に息子の養子先を募集する広告を掲載した母親が逮捕された。

クレイグスリストは地域別のクラシファイドサイトで、求人やハウジング、個人売買の場として全米で広く利用されている。逮捕された母親が掲載した広告は次のようなものだ:

こんにちは。3歳の息子を養子に出そうと考えています。人生がうまくいっておらず、子供をきちんと育てられる自信がありません。でもどこから始めれば良いのやら。息子を育てていただける方、もしくは育てられる人をご存知の方は、ご連絡ください。私はシングルマザーです。自分にはやれそうもありません。

母親は警察の取り調べに対して、広告を掲載したことを認めたが、「実際に子供を手放すつもりはなかった」と供述。広告をみた数名と連絡を取り合っていたらしく、「他に子供がいるか」「家の写真をみせてくれ」などの質問をしていたそうだ。

報道によると、母親はうつ病に悩まされているが、第2子を妊娠中のため治療薬を摂取できず、精神的に不安定な状態が続いていたという。広告を掲載した理由については、「気晴らしのためだった」としている。

現在子供は父親のもとに預けられている。

経済的、精神的に不安定な母親が、子供を養子に出そうと考えるのは何も間違ったことではないが、クラシファイドに載せるのはさすがにまずかったか…。どんな種類の人間が連絡を寄こすかわかったもんじゃない。

だが、極度な不安を抱え込んだまま虐待などの間違った方向に走るよりも、今回のような形にせよ、問題を自覚してSOS信号を発信することは大切だと思う。

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